窓を閉めているのに、空気が動いている。お客様が感じた「家が呼吸する感覚」
カテゴリー :家づくりを考える
先日、お引渡しをした鎌倉のお客様から、新居で初めて一晩過ごされた後に、こんなメールをいただきました。
「窓は閉めているのに、部屋の空気がさざ波のようにゆっくり動いているのを感じました。自分の呼吸のリズムと重なる瞬間もあって、この家は息をしているようだと思いました。とても楽に眠れます。」
この言葉を読んで、とても嬉しくなりました。
家づくりというと、断熱性能や気密性能など、数字で表せる性能に目が向きがちです。
もちろんそれらも大切ですが、本当に心地よい住まいには、数字だけでは表せない「空気の質」があります。
無垢の木や漆喰などの自然素材は、風や空気、湿気と反応しながら、わずかに揺らぎを生み出します。また、壁の中にも空気が流れるエアサイクルの仕組みによって、家全体が呼吸するような環境がつくられています。
さらに、シーリングファンが生み出す穏やかな空気の流れも加わり、室内には規則的すぎず、不規則すぎない自然な風が生まれます。
こうした自然界に多く見られるリズムは「1/f(エフ分の一)ゆらぎ」と呼ばれています。
木々を揺らす風、波打ち際のさざ波、炎のゆらぎなどにも見られるもので、人が心地よいと感じたり、リラックスしたりする要因のひとつだと言われています。
だからこそ、お客様が感じられた
「部屋の空気がさざ波のように動いている」
「家が息をしているように感じる」
「とても楽に眠れる」
という感覚は、決して気のせいではないのかもしれません。
性能だけではつくれない心地よさ。
自然素材と空気の流れがつくり出す、目には見えない快適さは、家づくりの大切な価値だと私たちは考えています。







