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2025年08月10日

昔ながらの家に学ぶ、夏を涼しく暮らす知恵

カテゴリー :家づくりを考える

「家のつくりようは、夏をむねとすべし。」

 

これは、鎌倉時代の随筆『徒然草』に登場する有名な一節です。
高温多湿の日本において、筆者・吉田兼好が述べた住まいづくりの要点。800年も前の言葉とは思えないほど、今の日本の気候や私たちの悩みに響く内容です。

 

冬はどんな家でもなんとかなる。
でも、夏の暑さは、風通しが悪い家だと本当に堪えがたい――。

 

現代の日本の夏は、当時とは比べものにならないほどの高温多湿。連日35℃を超える日も多く、家の中にいても熱中症が心配になるほどです。
だからこそ、冷房に頼る前に「熱をどう入れないか」「こもった熱をどう逃がすか」を考えることが大切だと、私たちは考えます。

 


「家のつくりようは夏を旨とすべし」―800年前の知恵が今、ふたたび

兼好法師の時代には、もちろんエアコンも扇風機もありません。
それでも人々は、軒を深く出し、風が通り抜けるように間取りを工夫し、簾や障子で日差しや熱をやわらげる工夫をして、夏を乗り越えていました。

 

この考え方は、現代のパッシブデザインにも通じます。
太陽の動きや風の通り道を読み、自然の力をうまく取り入れて心地よく暮らす設計
まず「自然と仲良くなる」家づくりから始めるのです。

 


夏を涼しく暮らすためのパッシブデザイン

私たちがご提案する住まいでも、「夏をむねとする」設計を大切にしています。

 

  • 深い庇や軒で、日差しを遮る
  • 壁の中や屋根裏の熱気や湿気は、エアサイクル工法の通気層で外に逃がす
  • 間取りや窓の工夫で、室内に空気の流れをつくる
    水平方向だけでなく、無風状態でも風の流れが生まれる縦型換気が効果的
  • 漆喰や無垢材など調湿効果のある自然素材で、室内の湿度を調整

これらはすべて、800年前の「夏をむねとすべし」という言葉を、今の技術で丁寧に読み解いた答えでもあります。

 

 

 

 


快適さとは、自然と調和すること

毎年夏の気温は上昇し、いまでは夏のルームエアコンは必須となりました。各室エアコンをつけて好みの温度に設定しておけばどの様な家でも概ね快適に暮らせます。

でも温暖化がますます進む中、これから家を建てようとするなら、外からの熱を入れない、室内に熱をためない、室内に流れる空気を生む、そんな夏対策がされた家が求められます。

まずは家の建て方で工夫する。
そしてルームエアコン等の力も借りて健康的に快適に暮らす。

そうすれば暮らしの質もグンと上がると思いませんか?

「家は夏をむねとすべし」
――この言葉を現代の家づくりにアレンジした外張り断熱エアサイクル工法の夏を、後日詳しくご紹介します。

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