CUSTOMER’S VOICE

ペットと暮らす家

住んでみての感想、これから家を建てる方へのアドバイス等、盛りだくさんの内容です。

01 犬と猫の大世帯、仲良くにぎやか

ネコが落ち着くことのできる場所を2階リビングの天井近くにつくりました。
子犬はこの家で生れましたが、出産の時、ネコは小窓から続くネコ道をつたって梁に上がり、その様子を見守っていました。

Fさんの家ではペットのために仕上げ材やユーティリティー等に配慮しましたが、そのほかにFさんより“今まで住んでいた家ではネコは、タンスの上がお気に入りの場所。
新しい家でお気に入りの場所はできるかしら、それとネコは体調の悪い時、隠れる場所が必要なのよ”と思いやりのあるリクエストを頂きました。
そこでネコのお気に入りとなるような、ちょっと隠れることができ、遊び心が感じられる場所として人も一緒に楽しめる空間が生まれました。

人だけでなく、ペットにも落ち着く場所が必要なようです。
猫の場合は習性上、高い所に上ったり、跳躍が必要なので、梁をむき出しにして滑りにくい処置を施した上で遊び場や居場所をつくったり、専用のステップを設けるなど本能を満たしてあげるとストレス解消にもなるようです。

写真1
写真2

ユーテリティースペースの造作収納の足元部分をオープンにし、ペットのトイレ場所を設けている。

写真3

この家で生れた子犬たち。育ち盛りで食欲も旺盛。

写真4
写真5

2階リビングの天井近くに設けられたネコ用の空間。梯子を使って上がります。落ち着くようにあえて狭くしたスペースは小窓とつながっている。

02 日光浴をしながら、ご近所と交流

築18年の家を建て替えるときの基本となった考え方は「2プラスワン」の家づくりという事であった。
2人の息子も各々家庭を持ち、我が家には孫を連れて泊まりに来る程度であり、夫婦2人が快適に暮らせる事、6歳になるフレンチブルドッグとパグのミックスである雌犬の「華(ハナ)」との暮らしを 快適にできる家づくりを考えた。

2階は我々2人のための空間、1階は我々とハナが共存する空間に区別する。
ハナは毛が短いせいか寒がりで日光浴が大好きでそれでいて外に出るのも大好きという事を考慮して工夫したわけである。

1階リビングの一角に、南側をガラス戸、西側をガラス窓にして、ほぼ一日陽があたり、しかも風が抜けやすいような約一畳ほどの広さのハナちゃんコーナーを棚とつい立てで囲み、つい立ての下の開き戸からリビングに出入りできるようにした。

また、リビングの前は外での日光浴ができるよう少し広めの柵付のウッドデッキを設置した。
そのため南側の庭はほとんど使えなくなり少し後悔している。
外からベランダの出入り付近に温水栓付の洗い場をつくり、シャンプーや散歩後の足洗いを実施している。

まだ冬と春しか過ごしていないがハナはほぼ一日中このコーナーで日光浴を楽しみながら外を見て座っているので近所の人から「ハナ地蔵」というニックネームをつけられました。
また、登校時、下校時の小学生たちが「ハナちゃんと」声をかけてくれるのも楽しみの一つであるようです。

また、ヒノキの無垢材の床は意外にほこり等が目に付き特にハナの短い毛も良く目立ち、妻が何度も床を掃除しなくてはならないようである。
しかし、無垢材が与えてくれる安らぎを覚える暖かさは、これに優るものである事は確かである。
また、室内換気もしっかりしているのでハナの臭いもそれほど気にならないで助かる。

これから夏の経験をしてまた工夫をしなければいけない事もあるかもしれないが我々にもハナにも快適な生活を送る事ができ非常に満足しています。

写真1

リビングの一角に設けられたハナちゃんのコーナー。熱交換型換気扇も付けられている。

写真2

外の洗い場からウッドデッキを通り室内へ。動線が考えられた配置となっている。

写真3

床にペトリ。「無垢の木の床がひんやりして気持ちいいみたい」とKさん。

写真4

走りまわっていたところをお母さんに抱っこされて、小休止。

写真1

動線はペットの種類、大きさ、習性を考慮した上で検討します。 ペットを室外で飼うか、室内で飼うのかどうかによっても違ってきます。 犬の場合は散歩から帰ってきてから、足を洗い、室内に入れる流れがスムーズにできる動線を考えておくとよいでしょう。

03 1階は犬、2階は猫の居場所

犬は大型犬のラブラドール。散歩の後は勝手口から直接浴室に入り、足を洗ってから室内に入れます。
冬も寒くないので助かります。11歳になる猫は2階のお気に入りの場所でごろごろしています。

ペットを飼っていて思うのは、ペットのユーテリティーを、人間の生活空間と分けて設けることが結構肝心かなと思います。
居室の一部に設けてしまうと、どうしてもその部屋全体の雰囲気が損なわれる気がします。

写真1

Tさんのコメントのように、ペットのためのユーテリティー空間をどう確保するかも衛生上大切な要素。Tさんのお住まいでは2階階段まわりの廊下的な空間に、ネコ用のトイレスペースを設けた。オープンなつくりの階段手すりをトイレスペース近くのみ板張りにして、視線を遮るようにしている。

写真2

ネコの居場所としている2階は、梁が露出されネコが上がったりもできる。ネコが爪を立て傷が付きやすい壁の下部は板張りに。トップライトからの光は梁を照らし、また階段スペースを介し1階まで明るさを届けている。

写真3
写真4

上)“黒ラブ”のノエル。置物の子ブタとおそろいのポーズ。

下)瓜ふたつのミルクとプリン。いつもの場所でおくつろぎ中。

04 運動不足知らず

犬と人間の境界のない我が家は、お犬様の天下。
家中走り回っています。飼い主の躾不足を痛感します。

この写真は夏バージョン(ポンタカット)のポメラニアン(3才オス)パクチーと言います。
床ぶきはいつも酢水を使っていますが、シミの部分はワックスが剥げてしまっているので消えません。
今は目を細くして気にしない、気にしない・・・です。

写真1

家の中だけでなく家の周りもぐるぐる走りまわっているそうで、その元気な姿はご近所の方から羨ましがられるほどだそう。

アフター事例 入居後に柵、洗面台下に扉を取り付け

PACのご自宅でペットを預かるペットシッターをされているSさん。
ご自身でもたくさんのペットを飼っていらっしゃることから、仕事・プライベート両面から快適に暮らせるよう配慮された家づくりをされました。

入居された後、新しい家でのペットの行動がわかってきた段階で、住まいに工夫をされました。
猫が2階に上がらないように1階階段部分に柵を取り付け、オープンにしていた洗面台下部をネコ用トイレスペースとして使えるようにネコ扉を付けました。

写真1

床、腰壁はタイル仕上げ、奥にはペットの身体を洗う専用の洗い場。

写真2

猫が階段を上がらないように天井までの柵を設置。

写真3

オープンにしていた洗面台下にネコ扉を付け、ネコ用のトイレスペースを2箇所設けられました。

SNS CONTENTS