「家は帰る場所だから、飽きが来なくて、無駄な意匠のないニュートラルなもの。普通なんだけれど美しいものがいい。」そんなご主人の思いから始まった家づくりです。
美容師のご主人と、生地デザイナーの奥様。ものづくりに携わるお二人が求めたのは、流行を追うのではなく、素材の美しさを生かしながら長く暮らせる住まいでした。ご主人の記憶にある「昭和の原風景」や、子どもの頃に見た「素敵な家」もイメージのひとつ。無垢の木や漆喰壁に、アイアンやステンレスを組み合わせ、どこか懐かしさを感じる空間に仕上げています。設計士や大工、庭をつくる職人など、さまざまなつくり手との家づくりも、お二人にとって大切な時間になりました。
食べること、つくることを暮らしの真ん中にお二人が大切にしているのが、料理をつくり、誰かと一緒に食べる時間です。キッチンは、ご夫妻の身長や利き手、料理の仕方まで考えたオーダーメイド。二人で料理をしたり、友人や仕事仲間を招いて食卓を囲んだりすることも多いそうです。
「食べることは、生きることの基本。」見せるためだけではなく、毎日しっかり使い、料理を楽しむ。その風景まで含めて、この家の大切な一部になっています。