手法

自然の恵みを活かす

自然と建築の、すこやかな関係

本来、家づくりとは自然と対立するものではなく、その恵みを味方につけるものです。私たちは敷地の大いなるエネルギーを遮断せず、どう豊かに受け入れるかを考えます。

私たちがつくるのは単なる箱ではなく、自然のエネルギーを循環させる器です。周辺環境の読込みから構造、仕様に至るまでを一連のつながりとして捉え、機械に頼る前に骨組みそのものをパッシブに機能させることを目指しています。

  • 配置計画

    敷地を読み、光と風景を活かす

    配置計画

    敷地には、隣家の窓の位置や高さ、風の流れ、太陽の動きなど、異なる条件があります。さらに、その土地が持つ豊かな眺望も、私たちが活かすべき自然の恵みです。
    これらを丁寧に読み解きながら建物の配置を計画することで、冬の温かな光と夏の涼しい風を招き入れ、暮らしに心地よい風景を添えます。

  • エアサイクル工法

    自然の原理で空気を巡らせる

    エアサイクル工法

    機械やダクトに頼るのではなく、自然の力で住まいを快適な環境へ導く工法です。夏と冬で壁の中の空気の流れを切り替え「温まった空気は上昇し、冷えた空気は下降する」という原理で建物全体の空気を循環させます。
    壁体内の湿気を排出し、カビや結露を根本から抑えることで、住まいそのものの耐久性も高めます。

  • 軒の出

    日射の調節と外壁の保護

    軒の出

    住まいの快適性と耐久性を高めるため、軒はしっかり出します。高い位置から照りつける夏の厳しい日差しは遮り、低い位置から差し込む冬の温かな光は室内の奥まで取り込む。
    同時に、雨から外壁を守って住まいを長持ちさせるという、建築が本来持つ大切な役割を担っています。

  • 窓計画

    役割と機能を最適に選ぶ

    窓計画

    方角や周辺環境に応じて窓の役割を適材適所に配します。光や眺望を大きく採り入れる窓、日射を遮り風を通す窓、2方向の通風のための窓など、サイズや位置を丁寧に計画します。外部からの侵入リスクや、掃除のしやすさなど、安心とメンテナンス性にも配慮しています。