前面道路の高低差を利用したスキップフロアのあるプラン。
真鶴港が一望できる2階リビング。寝室と茶室は1階に配置。シンプルながら立体的なつながりのある空間となっています。
施主のご要望で、構造材は100%国産材の杉とヒノキ、茶室の床柱や床框、天井板は銘木店でひとつづつ一緒に選定しました。壁と天井は100%自然素材の漆喰、和室は糊土壁コテ抑えです。
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巾4mの大開口は大げさに言うならば映画のスクリーンのようです。漁船が行き交いカモメが波間を漂っている。時間の経過とともに違う景色を映し出すこの窓は出窓になっており、造作家具のベンチとの相乗効果で外部と適度な距離感を持たせています。
建具なしのオープンな収納は色彩豊かに食器や小物やで彩られています。コストも抑えられ生活が楽しくなる工夫です。
茶室の土壁、漆喰の白、床の無垢フローリングがベースになり、木のカウンターや浴室の板張り、濃いグレーの土間タイルなど自然な風合いの仕上がりとなっています。トイレの壁にはポイントで美しい緑色の漆喰イタリア磨き。その他外壁の色などYさんと打合せを重ね決定していきました。