新築

漆喰に包まれて暮らす

千葉県流山市|夫婦

「漆喰」から始まった、二度目の家づくり

私たちの家づくりと出会ったきっかけは「漆喰」。アレルギーがある家族のために、できるだけ身体にやさしい、本物の自然素材を使った家を希望されていました。室内の壁と天井は、すべて100%自然素材の漆喰仕上げ。床には明るく穏やかな木目のクリ無垢材を使い、家具や造作収納には深みのあるウォルナットを採用しました。「漆喰が仕上がった現場を見たとき、“こんな風になるんだ”と驚きました」とご主人。壁と天井の境界や柱まわりを左官職人の手仕事でやわらかな曲線に仕上げたことで、大きな2階リビングがひとつにつながったような、伸びやかな空間になりました。昼は自然光が漆喰の表情をやさしく映し、夜はLEDの間接照明が左官の微妙な凹凸や曲線を照らします。白い漆喰、クリの床、ウォルナットの家具、そして光。それぞれの素材を生かすことで、落ち着きのある空間に仕上げています。

2階リビングで、家事も暮らしもシンプルに

家づくりのもうひとつのテーマは、「家事のしやすさ」でした。以前の住まいでは生活の多くが1階で完結し、2階を使う機会が少なかったというH様。思い切ってリビング・ダイニングを2階に配置したことで、洗濯物を「干す・たたむ・しまう」という動作は全て1階で済み、2階に洗濯物を干すこともなくて暮らしもすっきり。広めにゆったり作った階段で上り下りも楽です。「家事がしやすいことが、暮らしやすさや心地よさにつながっている気がします」と奥様。

 

外張り断熱と、壁の中を空気がめぐる家

この家は建物全体を断熱材ですっぽり包む外張り断熱のエアサイクル工法で建てられています。高い断熱性能に加えて、壁の内部などに設けた空気の通り道を利用し、季節に応じて空気を循環させるのがこの工法の特徴です。そこに、壁・天井の漆喰や無垢の木といった自然素材を組み合わせています。H様が暮らしの中で感じているのは、「夏は爽やかで、冬も乾燥しすぎない」という心地よさです。ある猛暑の夏、10日間の旅行から戻られた夫妻から、こんなメールをいただきました。「留守中はもちろんエアコンをつけていなかったため、家の中はさぞ暑くなっているだろうと思って玄関を開けたところ、予想していたようなむっとした暑さを感じず、むしろ涼しく感じた。家全体がまるで呼吸しているようでした」というご主人の言葉が、この家の特徴をよく表しています。

窓辺の小物たち。ウォルナットの窓台は光が入りやすい様台形に。

暮らしてわかる、自然素材の家の心地よさ

漆喰も無垢の木も、光を受け、人の手に触れ、年月を重ねながら少しずつ暮らしに馴染んでいきます。
クリの無垢床、ウォルナットの家具、左官職人の手跡が残る漆喰。そして、その表情を静かに浮かび上がらせる照明。見た目の美しさはもちろん、家事のしやすさや、夏と冬を過ごしたときの心地よさまで、長く住み続けるほどに実感できることが、この家にはあります。

施工概要
構造 2階建て木造軸組み
断熱工法 外張り断熱
仕様
屋根 瓦葺き
外壁 左官仕上げ(ジョリパット)
無垢板(クリ)・タイル
漆喰・タイル
天井 漆喰
建具 框戸(ナラ)/フラッシュ戸(ナラ)
キッチン オーダーキッチン(ステンレス・ウォルナット)
浴室 ハーフユニット+板張り(サワラ)

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