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火事について

PAC住宅は、火災に対しては強いのですか?

PAC住宅は、通気層や内壁空洞に空気が流れていますから、万が一 火が回ったら、あっと言う間に火が家中に燃え広がってしまうのではないかと心配なのですが?

通気層も内壁空洞も不燃建材でガードされている。

まず最初に構造から見ていきましょう。通気層の外側は、モルタルないしはサイディングです。

サイディングは防火仕様ですし、PACのモルタル壁に至っては通常の倍の厚みの40oもモルタルがつく複合ラスを使用しています。これは壁から太陽熱を効率よく採る関係から使用しているのですが、もし、外からの火事が心配で心配でたまらない方は、このモルタル仕上げをお薦めします。

内壁空洞は内装仕上げでガードされますが、PACは基本仕様として、すべての天井下地と壁下地は不燃建材である12.5mmの石膏ボード(調湿機能を合せ持つ石膏ボード)です。そして2階の床下地にも12.5mmの石膏ボード(調湿機能を合せ持つ石膏ボード)を使用していますから、万が一、1階の部屋から火が出たとしても、二階に火が回るためには、1階の天井下地と2階の床下地と2重の不燃建材を燃え破らなければならないわけです。内壁に関しても同様に、1階の室内側の不燃建材が破られたとしても2階の壁下地や床下地の不燃建材がさらにあります、二重にガードされているわけです。かなり避難時間もかせげますし、安全性は相当に高いのではないでしょうか。参考の断面図(調湿機能のある下地材と書かれています)です。現在では、1階の床下地にもこの石膏ボードをしようしています。

普通の住宅は、7mmとか9mmの厚さのものですがPACは蓄熱という面から厚手のタイプを使用しています。

PACの通気層は外から火がはいらないが、一般的通気層は外から火がはいる危険性がある。

PAC住宅の通気層は、太陽熱を集めるための集熱コレクターの役割を果たしています。その為、その通気層は壁の場合、下は床下空間と上は小屋空間とつながっています。屋根の通気層も、下は小屋空間下部と上は小屋空間上部とつながっています。
それが防火仕様の外壁や屋根材でカバーされていますから、通気層にダイレクトに火が入り込む余地はないわけです。
しかし、一般の通気工法と呼ばれる住宅では、その目的が断熱材の湿気抜きです。
その通気層は外壁に設けられ、通気層の下部と上部で外部へ開放されています。
すなわち、外気が下から入って、通気層内部を通過し、再び上部開口から外へ出るという仕組みです。それにより、断熱材の湿気を抜こうという訳です。実際には、そううまくは湿気も抜けているとは思われません。
火災の面から見ると、通気層下部から火がダイレクトに入り込む危険性がないとは言えませんし、通気層内部は、木の胴縁や防湿シートなど燃えやすい物があるのですから、少し、問題ではないでしょうか。。
そのため、通気層下部にはアルミ等金属ででき、小さなスリットをもつ水切り状のものが使用され、火の入るのを防いでいるようです。
しかしその小さなスリットのため、今度は空気の流れが阻害されるという悪循環が、一般の通気工法と言えるかも知れません。
こういった一般の通気層を外−外通気層と言います。外から入って外に出るということです。

内壁空洞に火が入る危険性がある内張り断熱工法。

前述しましたように、PACは壁下地と天井下地に厚さ12.5oの不燃建材である石膏ボードを使っています。これだけでも、他の住宅にくらべれば安心感が増しますが、もうひとつ安心の要素として、断熱の施工方法があります。
マンションの様なつくりの家でなければ、一般的にどんな住宅でも内壁空洞はできます。この内壁空洞の中に燃えやすい物が入っていれば、万が一火が入った場合は、燃え広がる危険性が高いというわけです。
一般的には、ここにグラスウールが入っています。昔のデータになりますが、東京消防庁の調査では、このグラスウールを包む材料に火がつき、アッというまに火は天井までまわり、天井の真ん中でフラッシュオーバー、という原因で、何軒もの火災が発生したことを報告しています。
しかも、その実験までして原因を確認した放映もされました。本当に、アッという間です。
問題は、どこから火が、その断熱材をくるむ材料に燃え移ったのかです。
電気のコンセント。コンセントの裏側の壁の中で、絶縁不良等が原因で燃え移ったのです。
内壁空洞に断熱材を入れる施工を内張り断熱工法といいますが、このような危険性があることは、あまり知られていないのではないでしょうか。
グラスウールはその後燃えにくい材料でくるむ様になったと聞いていますが、現在ではどうなのでしょうか。
最近は、自然素材の断熱材も一部出てきましたが、その素材も内壁に入れれば、同じ危険性かあるわけです。
そのために、難燃処理をすれば何のための自然素材だかわからなくなります。難燃処理は、そのほとんどが有害なケミカル処理なのですから。そして、実際はそれ以外に防虫処理や防湿処理をすることが多いのですから、自然素材の顔をした有害化学物質に変身してしまうのです。
木材の防腐処理と同じことが断熱材でも行われる危険性が高いのです。

PACは外張り断熱工法なので内壁の中に燃えるものがない。

PACの場合、柱の外側からすっぽりと建物全体をくるむ外張り断熱ですから、コンセント周りからかなりの距離があります。
すなわち、万が一の場合でも燃え移るものがないという事になります。
現実的に考えると、通気層や内壁空洞に空気が流れているから燃えやすいということではなく、通気層や内壁空洞に火が入りやすい構造になっているかどうか、そして、万が一の場合、そこに燃えやすい物があるかどうかという問題だと思います。
その意味では、PAC住宅は火災に対してキチッと対策のとれた住宅と言えます。