入居者の皆さまへ

冬の住まい方

窓から太陽熱を採り入れる

東、南、西面の窓からは、障子やカーテンを開けて積極的に日射を室内に採り入れてください。採り入れられた熱は、天井や内壁などから伝わって建物全体に循環されます。

窓から熱を逃がさないようにする

日が暮れて外気温度が下がると、室内の熱が窓を通じて外へ逃げてしまいます。内障子やカーテン、戸襖などを閉じ、できるだけ室内の熱を逃がさないようにしましょう。

室温は18~22度を目安に

暖房の設定温度は健康的に低めに、を心がけてください。 PAC住宅は、室内の床、壁、天井の表面温度が保たれているため、低めの設定でも体感温度は高く感じる傾向にあります。 初めは低めの設定からスタートすることをお勧めします。

湿度は40~60%を目安に

暖房のしすぎは室内の相対温度を低下させ乾燥状態にさせます。過乾燥の際は加湿器ばかりでなく、洗濯物を室内に干す、浴室からの湿気を室内に取り込む、観葉植物を多めに置くなどの方法もあります。

«重要» 開放型ストーブは使わない

開放型の石油ストーブ、ガスストーブ、ファンヒーター(石油、ガス)は大量の水蒸気や有毒ガス(CO,CO2,NOC,ホルムアルデヒド等)を、燃焼時に発生させています。絶対に使用しないで下さい。


【窓面に結露が発生した場合】

結露は温度と水分の関係で発生するもので、お住まいの地域の環境、水蒸気の供給量や生活のしかた、内装の仕上げなどにより結露が発生する可能性があります。 特に竣工直後は建物自体が湿気を帯びていますので、窓面の結露は比較的発生しやすい状況といえます。 もし窓面に結露が見られたら、次のポイントを確認してみてください。 入居後2~3年経つと結露が改善されるケースもあります。改善されない場合はご相談下さい。

室内に洗濯物を大量に干していませんか?

冬など閉め切った室内に洗濯物を干すと室内に湿気を閉じ込めることになります。
ただし、室内温度を高めに暮らされている場合は、室内の湿度がかなり低くなります。 そうした場合は、逆に、洗濯物を室内に干した方がいい状況にもなります。室内の状況に応じて工夫してみてください。

浴室の湿気は十分に排出されていますか?

浴室は家中で一番湿気の出るところです。入浴後は窓を開けておくか、浴室の換気扇を一晩中運転しておくなど十分に換気をしましょう。
また洗濯物と同様に、室内が乾燥しすぎの場合は、浴室の湿気を室内に取り入れた方がいい場合もあります。

カーテンやブラインドはたっぷりかかってますか?

カーテン(ブラインド)をすると窓面の温度は室温より下がります。 しっかりカーテン等で覆わないと、冷えたガラス面に結露が起こりやすくなります。 カーテンは窓面の上下左右たっぷりと覆うように取り付けることをお勧めします。断熱性の高いハニカムブラインド等もお勧めです。

換気扇を利用してますか?

トイレや浴室などの換気扇を2~3日つけたまま様子をみてください。 家の中の空気が流れて、結露解消に効果あります。 24時間365日機械換気に頼る家の在り方は疑問ですが、気密の高い住宅の暮らしでは換気扇利用も時には必要です。


【窓の結露を考える】

温度と湿度の関係

結露は湿度と温度のバランスで決まります。 空気は温度に応じて含むことのできる水蒸気の量が決まっていて、その「温度に応じて含むことのできる水蒸気の量」のことを飽和水蒸気量と言います。 飽和水蒸気量は、温度が高いと多く、温度が低くと少なくなります。
ある温度では空気中の「水蒸気」として含まれていた空気が、冷やされることによって、含みきれなくなった分が「水滴」になること、この現象を結露と言います。 結露が発生する限界温度を露点温度といいます。空気中に含まれる水分が同じであれば、温度が高い方が、水蒸気として含むことができる量が多いということになります。

結露を少なくするには、室温を上げて空気中に含むことのできる水分量を増やせばいいということになります。

参考01

例えば室温が20℃、60%の場合は、窓面が約12℃以下になると窓ガラスなどに結露が始まるということになります。 同様に室内が20℃、40%の場合は、窓面が約6℃位になるまで結露しないということになります。
また、空気中に含まれる水蒸気量から見てみると、例えば水蒸気が10g/m3含まれている状態の空気は、約11℃で結露が始まりますが、15℃では結露しないということになります。


空間の温度差と関係(温度、湿度の伝わり方との関係)

結露は温度と湿度の関係に加え、温度の伝わり方と湿度の伝わり方との「違い」によっても引き起こされます。 (温度は「対流」「輻射」「伝導」の組み合わせ(熱の三体)で伝わり、湿度は「空気拡散」で伝わります。) 熱も空気も、ひとつの空間の中で平衡を保とうとする性質がありますが、かなり大雑把に言うと、熱以上に、水蒸気は平衡を保つ精度が良いと言えます。 建具で部屋が仕切られていた場合でも、水蒸気は建具のすき間を透過して移動します。 温度の低い部屋に湿度が移動してくると、窓面で結露が起こりやすくなります。 アンケートより、北・西面の窓に結露が見られたのは、東・南面に比べると、窓の温度が低いためかと考えられます。

結露を少なくするには、家の中に、窓面など部分的に冷たい所をつくらない事が重要です。
そのためには部屋を仕切らない間取りにする、窓面の断熱性を高めれば、結露が少なくなります。

参考02

窓部分の状態に関係―カーテンは窓面の結露を招きやすい

窓の内側にあるロールスクリーンやカーテン、障子などは断熱の面で有効なのですが、結露にとっては逆効果で、結露発生をうながしてしまうようです。 カーテンを閉めることでガラス面の温度は、室温よりも外気の影響を受けやすくなり、ガラスの表面温度が下がります。 そのため、ガラス面に結露が出やすくなります。 また、出窓に結露が多いという声も聞かれました。出窓はより外気に冷やされやすいため、結露が起きやすいようです。

日頃の生活で、カーテンや障子等、閉めたままにならないように心がけたいものです。

窓の外側にあるシャッターや雨戸は閉める事で断熱性能が向上し、結露の面でも有効です。 但しそれらを閉めないと、ガイドレールやシャッターボックス等により外気に触れる面積が増えている分、サッシ(枠部)が冷えやすく、結露が発生しやすくなります。

ガラス面に防犯フィルム、光触媒塗料など断熱性能を高める工夫も、結露を減少させるようです。

参考03

湿気の発生源―人間の身体からも水分が出ている

当然のことですが湿気のある場所では、結露が発生しやすいです。 また、アンケートの結果では、浴室や洗面室などの水まわりだけでなく、寝室の結露も多く聞かれました。 人体から発生する水蒸気の量もばかにならず(大人2名で10時間だと約1リットルの水分が発生)、また寝室は就寝時、閉め切った状態となるため、尚更結露が発生しやすい状況になりやすいと言えます。

寝室は特に換気を心がけ、湿気の発生源を置かないことなど、注意が必要です

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