夏と冬、衣替えするパッシブソーラーハウス

木材を腐れから守り、日本の木の家をもっと長持ちさせたい
衣類を衣替えするように、家も衣替えできないだろうか
夏涼しく、冬暖かく、一年中を爽やかに
ダクトやファンを使わずに太陽熱を利用したい
住む人も、家も、健康に。
そんな思いからPAC工法は生まれました。


衣替えのできる家


PAC住宅詳細断図

外張り断熱+集熱通気層+躯体内空間+蓄熱基礎コンクリート等のPAC工法と、 室内自然換気、そして調湿する自然素材を用いて、省エネルギーで健康な家づく りをしています。

①PACスーパー越屋根換気口
②PAC断熱型空気取入口
③PAC断熱型ルーフダンパー
④PAC断熱型エアダンバー
⑤PAC床下換気口
⑥PAC防蟻処理起訴外張り断熱


PACには有害揮発物質を放出する機能があります!Function to release a harmful volatilization material

夏のPACシステムは、昼間の熱気を外に放出し、夜間の外気の涼しさを建物内にとりいれて土間コンクリートに蓄熱し、 昼の暑さに備えるパッシブソーラーとしての性能だけではなく、万が一、躯体内空間に入ったVOC揮発性有機物質を素早く外へ放出してしまう安全装置としての機能があります。

「F☆☆☆☆だから安心」はキケンです!

平成15年7月1日から施行されたシックハウス対策のための改正建築基準法で規制の対象となった化学物質はホルムアルデヒドとクロルピリホス(防蟻処理剤)です。
ホルムアルデヒドが微量で安全とされる建材をF☆☆☆☆で表示、クロルピリホスは有機リン系のシロアリ駆除剤で、居室を有する建築物への使用が禁止。同時に機械換気が義務づけされました。

以降、「F☆☆☆☆だから健康住宅」と表示する住宅メーカーが横行していますが、それ以外の建材に使用されている化学物質の内容も種類も数も全く不明確な状態です。
現実に、アレルギーや化学物質過敏症の方が、F☆☆☆☆レベルでは住むのに耐えられず新築直後に自然素材にリフォームしたという例もまれではありません。
小手先ではなく本質レベルでの健康な住まいを求められる方は、問題意識をしっかりと持って、化学物質が建物内に持ち込まれないようにチェックする必要があります。

しかし現実には、自然素材以外の建材に含まれている化学物質の存在をすべて把握することは不可能です。
そうした知らない内に持ち込まれてしまっている化学物質をなるべく早く外部へ放出する仕組みを建物そのものが持つ必要があります。

PAC工法は、家の建て方すなわち建築的パッシブな手法で、揮発した化学物質を外部に放出する機能を有しています。
実際のPAC住宅は、無垢の木材や本物の漆喰などで建てられていますので、VOC(揮発性有機化合物)などが建築材料から発散される危険性はありませんが、 隣家で農薬や白蟻駆除剤をまいたりしてその揮発物質が床下空間など建物内に入り込んでしまった場合の安全装置として機能します。

室内を汚染する化学物質を低減させる基本は、風通しです。
PAC住宅は、2つの風通しで、この放散された化学物質をいち早く建物の外へ放出できる機能を持っています。
ひとつは、「広がり空間」の間取り、そしてもうひとつが、「見えない所の風通し」すなわち躯体内空間の風通しです。


空間内の風通し PAC住宅の夏モード

1994年に、横浜国立大学環境科学センター・加藤龍夫教授(当時)の協力で、その時代に一般的に使用されていた建材を分析調査しました。
その時検出された24類種類の化学物質は、PACの夏の衣替え1シーズンで建物外部へ放出されている事が調査で確認されています。

だだし、ひとつだけ抜けきれない物質がありました。それは防蟻薬剤です。

これは簡単には抜けませんので、防蟻処理は薬剤に頼ることなく、建築的手法で必ず行うべきことです。

それ以来PAC住宅では、薬剤による防蟻・防腐処理を禁止し建築的手法で対処しています。
その数年後、住宅金融公庫でも薬剤を使わないで建築的手法による対策を認めるようになりました。

2012年からは乾燥した木材に巣食うアメリカカンザイシロアリをきっかけに、健康被害をおこさない安全なホウ酸塩による対処を実施しています。 PACの空気の流れを利用してすべての構造材に行き渡るホウ酸塩の散粉というPAC独自の方法です。

PAC住宅のパッシブソーラーとしての機能性はこうした健康を守る安全装置としても発揮されています。

夏モード 夜の涼しさを活かすパッシブクーリング next

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