見えない所のこだわり・呼吸する素材

見えない所のこだわり

完成してしまうと見えなくなってしまう所、建物は、この見えなくなってしまう所で支えられています。
この見えなくなってしまう所を、とことん大切にしているのがPAC住宅です。その主なるポイント10項目を取り上げました。

根太工法〜流れる空気を確保〜

流れる空気を確保

最近の新築住宅は、2×4(ツーバイフォー)の影響から、ほとんどが根太レス工法になっています。 床面の水平剛性を増して耐震性向上そしてコストダウンが目的ですが、これは日本の木造住宅にとって最悪の事の一つです。 2×4(ツーバイフォー)工法は、雨や湿気への配慮が不要な国で生まれた工法ですから、日本には本来不向きです。 木材を湿気から守る最良の方法は「流れる空気にふれさせる」ことですから根太は欠かせません。 根太工法でこそ床下空間から内壁空洞への通気そして躯体内空間に十分な通気を確保できるのですから。

根太工法の流れる空気〜耐震性の確保〜

耐震性の確保

根太工法でも床面の水平剛性を十分確保できます。 根太レス工法で合板をバンバンと貼る方法に比べ手間はかかります。 しかし根太工法で手間をかけるだけの価値はあります。 土台や柱など構造材に流れる空気がふれていれば、木材は天寿を全うできます。 万が一、水漏れ事故で何年も気づかなかった場合でも木材は腐りません。 あたかも今濡れたばかりという感じです。 一方、空気が流れていない状態であれば、木材は確実に腐ります。 木材が腐食により無くなっていたという事例を多々見てきました。
新築時の耐震性能を長期に亘り保つためには、木材が腐らぬよう、「流れる空気にふれさせる」ことが必要条件なのです。

横胴縁〜建物の耐久性を向上〜

建物の耐久性を向上

最近、壁下地の石膏ボードが柱に直貼りされることが多いようです。
もともと木造住宅では柱に横胴縁を打ち、その上に石膏ボードを貼って壁のゆがみを取っていました。
また横胴縁を柱の上に打つことで柱周りの空気の流れが確保され、柱をより長生きさせると同時に、隣り合う柱間の内壁空洞どうしの通気を可能にさせていたのです。
窓下や窓上の内壁空洞の空気の流れ確保にはとても重要なものです。

こだわりのプランにも対応できるプレカット工場〜精度の高い構造材〜

精度の高い構造材

プレカット機械の性能は向上し、土台や柱、梁などの継ぎ手や仕口の加工精度も素晴らしいものになりましたが、元来、プレカッ工場は量産を前提として運営されています。 得意なものは企画型量産タイプの住宅です。 PAC住宅のように、建て主に応じて一つひとつ丁寧に設計されるものは苦手です。 きめ細かく丁寧に設計図面を読みとり、プレカット図におこせる設計者・技術者が極めて少ないのです。 大手プレカット工場なら尚更のことです。 では小さな工場ならいいかというとそうでもなく、小規模工場では一度に受けられる数に限度があり、「上棟は機械の空き待ち」ということにもなりかねません。

PAC住宅は、処理能力があって、さらにきめの細かい技術対応ができるプレカット会社と出会いました。 管理の行き届いた工場には特殊加工機が備えられていて、必要に応じて手加工にも対応できる大工が常駐しています。 また、そういう優れた会社ですから、国産の良質な乾燥木材を確保していますし、梁や桁に使う米松なども大変に良質なものを準備しています。 それにより安心できるプレカット構造材を確保しています。

不燃建材を全ての床・壁・天井に〜火に強く〜

厚み12.5㎜の石膏ボードは不燃建材です。 一般的に不燃建材は壁と天井のみに使用されますが、PAC住宅は建物内すべての床・壁・天井の下地に使用、室内からの火にも強くなっています。 しかも壁と天井には、調湿性能が無垢の杉板以上にある性能の高いタイプを使用しています。 この厚みのある石膏ボードは、PAC住宅のパッシブソーラーとしての性能を支える蓄熱機能にも優れ、防音性能の向上にも役立っています。

地中梁とコンクリート一体打ちの基礎〜耐震+メンテナンス性+通風〜

耐震+メンテナンス性+通風

一般的に基礎コンクリートは土間部分を先に打ち、後で、立ち上がり部分を打ちます。 土間面と立ち上がりの接点にできる打継部分・隙間は、水やシロアリの侵入口になる危険性があります。

PAC住宅は、地中梁の土間部分と立ち上がり部分を、同時にコンクリート打ちし、継ぎ目をなくします。 さらに地中梁の配置を工夫することで、床下内部の立ち上がり基礎を少なくしています。 定期点検やメンテナンス作業性がぐっと高まり、さらに通気・通風性も良くし、同時に高い耐震性能を確保します。

糊付けしない無垢フローリング〜安全・メンテナンス性のアップ〜

安全・メンテナンス性のアップ

床板は合板フローリング・無垢板に関わらず接着剤で貼ることが普通です。
PAC住宅では、接着剤は使いません。
隠し釘で、無垢の床板を丁寧に止めていきます。
これは接着剤に添加されているVOC(揮発性有機化合物)を嫌っていることもありますが、将来のメンテナンスを考えてのことでもあります。
接着剤を使用していなければ、無垢の床板の傷ついた部分だけを取り換えることは簡単にできるからです。

無垢の家づくりこそ本巾木を〜床を固定し壁を支える〜

床を固定し壁を支える

巾木は、壁面と床面の堺目に設置する細長い横木のことです。 巾木の役割は、掃除機が当たるなどで壁が傷ついたり汚れたりすることから守る、床と壁との取り合い部分を綺麗にすっきりと収める、そして壁下地の石膏ボードをしっかりと支え、 無垢の床を押さえ、壁の耐久性を高めることです。

一般的な巾木の素材は、塩ビシートや繊維版に印刷したもの、また良質なものでもせいぜい無垢の板材です。 PAC住宅は、無垢の角材に12.5㎜厚の石膏ボードがはまるように溝を掘った本格的な巾木をつくっています。板ではなく溝付きの角材ですから、その耐久性と床と壁を安定させる性能は極めて高いものです。

ビス一本へのこだわり〜より安全に安心に〜

地味ですが建築用ビスも極めて重要な役割を担っています。 こうしたものこそ製造者の哲学と、それに基づいて研究開発され製造されているものが安心です。 見かけが同じでも、見えない性能が違うのですから、コスト的に安ければいいというものではありません。 PAC住宅で使用される建築用ビスは、ビスの研究開発製造に、長年、地道にそして緻密に、取り組んできている会社のもので安心できます。

唯一合板を使用する野地板〜屋根通気でVOCは抜けていく〜

屋根通気でVOCは抜けていく

PAC住宅で唯一合板を標準仕様にしているのが屋根の野地板です。

PAC住宅は屋根面に集熱のための通気層をつくります。 この集熱通気層は、気密性の確保が大切ですし、その上にガルバリウム鋼板など屋根の仕上げ材が取り付けられますから強度も必要となります。 そのために例外として☆☆☆☆合板を使用しています。 合板ですからVOC(揮発性有機化合物)は含まれていますが、PAC住宅では、この野地合板を貼った瞬間から、屋根面の集熱通気層の空気が流れますし、 太陽熱で相当に高い温度になりますから、VOCはすぐに揮発して抜けてしまい無害化してしまいます。

前のページへ戻る