見えない所のこだわり・呼吸する素材
PACの仲間たち 左官の仕事は面白い!

広い空間、高い天井、複雑なかたちをした天井や壁も、不思議に思う程美しく一定に仕上げて下さる。

仕上げのパターンも、おさえ、わら入り、渦巻き模様など様々。
現場で建主さんと打ち合わせしているうちに
新たなパターンが生み出されることも。

写真は黒寒水という石を混ぜ模様を付けたもの(葉山の家)。

■ 胡陽居、日本漆喰協会主催 第2回作品賞を受賞(2007.10)

20年かけてつくりあげた漆喰の新たな世界

漆喰にワラや小石を入れる、手を使って模様つけるなど自由自在、表情豊かに漆喰塗りを仕上げる植田さん。 この道40年の左官のプロは「この仕上げの手法はよそにはないねん。」と話す。この技術は植田さんが仲間と共に試行錯誤しながら、20年以上かけてつくりあげたもの。 石こうボード下地に漆喰を塗るというのも難しいことだった。 アルカリ性の漆喰が石こうボード表面ついている紙を傷めると同時に酸性である内部の石こうそのものを溶かしてしまう可能性もあるためだ。
「自信が持てなかった頃はひと部屋しかできなかったけど、今はどんな大きな壁でも大丈夫。」また植田さんはこの技術を惜しみなく指導しにも行かれている。 「左官屋さんに儲けてもらわないとあかんから。」

息の合う仲間。活気溢れる現場

「左官の仕事はおもろい。」と話す植田さん。 その気持ちとほがらかな人柄が仲間を呼び寄せるのだろう。 左官の現場は鏝を動かす音、材料を練る音など様々な音が響く。 その中で時に厳しい声が飛び、時に笑い声が湧いていた。

左官職人だけでない、工務店の親方の一面を持つ

植田さんは左官職人であり工務店「総合建築植田」(兵庫県淡路島)の親方でもある。 左官職人としてだけでなく、家の基礎や屋根葺きなど何でもこなす。同じ左官担当の青山さんは「他の分野でも、やるからには並以上の仕事をしたい。」と話す。
2年前、息子さんに代替わりし、淡路島にてサポート建築システムの工務店としてPAC住宅の施工実績もある。


総合建築植田 左官部隊のみなさん

左官職人

植田 俊彦 さん

兵庫県の淡路島出身。15歳で左官の道へ入る。 25歳の時、慢性肝炎を患い数年間仕事ができなくなったのを機に、工務店を始める。 仕事を愛する左官職人は「仕事始めたら病気が治ってしもた」


青山 幸夫さん


池上 平八郎さん

東谷 信明さん (左)
荒井 平さん (右)

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