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建主の手が入ることで真価が発揮される家

東京都Uさん 1999年建築

家を建てて間もない頃、「久しぶりに壁紙のない家を見ました」と、あるゼネコン会社社員の発したわが家での第一声に、私たち夫婦はビックリ!今でこそ左官仕上げの壁が見直されていますが、当時は今よりももっと壁紙の家が多かったのでしょう。言われて初めて、そういえば近年、どの家も壁紙が張ってあるなあと、あらためて認識したことをおぼえています。

昭和33年建築の鉄筋コンクリート住宅での生活は、夏冬の光熱費、湿気対策、メンテナンス費用の悩みに「もう限界」と思うようになっていました。同じ頃、夫が退職した後の夫婦二人の生活設計を考え始め、婦人雑誌で健康でパッシブソーラーな家の特集記事が目にとまり、本気で調べ始めました。

最初に訪れた某社では「停電になった時は空気の流通はどうなるの?」と聞くと、「それは止まってしまいます。」との答え。「電気代は?」と質問すれば「そんなにかかりません。」とのあいまいな返事に、光熱費の心配が頭に浮かびました。

次に訪れたのがPAC健康住宅でした。某社との違いを素人にもわかりやすく話してくださり、その説明に納得。漆喰、雨水利用、柿渋、蜜蝋、カーテンなしと、自分たちの希望を伝え、PACにとっても私たちにとっても試行錯誤しながら、一緒に家づくりをして完成した家です。 現在、入居して5年以上が経過し、必要に応じて手を加えています。防犯に必要な設備を整えたり、外壁や外まわりのメンテナンスも行いました。

季節の仕事としては、夏に南側の日除けとして簾を3間かけます。建物を冬モードへ切り替えるのと同じ頃、シーズンの役目を終えた簾を片づけますが、洗って、干して、片づけてと、かなり重労働です。季節に合わせて生活する住居は、住まいとそこに住む人との生活感が一致してこそ真価が発揮されるのでしょう。

豪邸ではありませんが、漆喰の壁と木が珍しいようで、散歩中の方から「良いお住まいですね。」と声をかけられます。そうするとついパッシブソーラーの説明をしてしまいます。

夏涼しく、冬暖かく、そして家の中はどこも温度差がないため、冬の室温が15℃の時でも、そんなに寒く感じません。夏の28℃も我慢できないほど不快ではありません。吹抜けやシーリングファンの風も心地良く、夜はクーラーなしで眠れます。長期の間留守にしていても空気がむっとしない、さわやかな家です。

書籍より「本質を暮らす贅沢な家」2005年発行より

やわらかい光を届ける玄関のステンドグラス。

露出した梁に付けられたシーリングファンはやわらかな風を送る。

木組みが見える階段まわり、照明がアクセントとなっている。

玄関アプローチ。


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