尾山台に住む

2004年 尾山台の家では、真夏日は40日間連続、
熱帯夜は10日間連続した

最高気温が30℃以上の日を真夏日、夜間の最低気温が25℃以上の日を熱帯夜と呼ぶ。
尾山台の家では7月6日から8月14日まで40日間連続して真夏日が続き、熱帯夜も7月17日から7月26日まで10日間連続した。本当に暑い夏であったが、その間のデータを見てみよう。

まず、40日間連続の真夏日。外気の最低気温の平均が25.6℃、最高気温の平均が34.5℃とやはり暑い。この間、居住スペースの最高気温は、平均、一階の寝室で4.5℃低く、二階のリビングで3.2℃低い。もっとも暑いロフトでも2.5℃低かった。その分最低気温が1.9℃から3.7℃高くなっているが、これはパッシブソーラーの原則通り、夜間の涼しさと昼間の暑さを相殺している。

この間の実際の生活は前項でもふれたように、一階では寝室に隣接したクローゼット奥に設けられたエアコンの除湿機能を就寝時に使い、二階では朝2時間、夜4時間ほどやはり除湿機能で使用した。エアコンの電気代は一階では6月20日から9月19日までの3ヶ月間で約3000円、二階では6月9日から9月8 日まで約5600円程度であった。それで十分快適であった。二階ではシーリングファンも併用したが、除湿機能のよさはクーラーと違って自然の快適さが得られ、しかも電気代も格安でありダブル効果であった。

PAC住宅は、壁と屋根がパッシブな集熱コレクターになっているため天井裏である小屋空間が異常に暑くなると思われている方もいるようだが、実際は違う。事実、ロフトも最高気温平均が外気の最高気温平均よりも2.5℃も低いし、小屋空間そのものの最高気温平均も0.9度低い。小屋空間の測定位置から1m程度しか離れていない所に南屋根面の空気取入口がある、ここは南屋根面通気層で集熱された空気が入る所であるが今年はピーク時で70℃を超えていた、また最高平均て゜62.2℃と暑かったが、この熱はきちっとスーパー越屋根換気口から外へ排出され、小屋空間を熱することはないことがデータにも示されている。

湿度もデータからわかるように、最高がかなり抑えられている。床下空間や地下室の湿度が他と比べて高いのは、温度がかなり低いため相対湿度がその分上がったためである。地下室の体感は涼しく爽やかであった。昨年は、冷夏であったせいか地下室も格別涼しく感じなかったことを考えると、今年の夏の暑さをあらためて思い起こす。

10日間続いた熱帯夜

40日間連続の真夏日と比べて、外気の平均は最低で1.1℃、最高で1.3℃高い。建物内の各スペースの最高温度は、40日間の真夏日で2.5℃から4.7℃低く、10日間熱帯夜で3.6℃から5.6℃低い。
このデータはPAC住宅は外気が高くなればなるほど、建物内の温度をより低く抑える機能がはたらくことを示している。事実、40℃を超えた二日間は最高温度を10℃近くも抑えている。

湿度も同様に、最高を60%前後に抑えている。この調湿機能の高さがPAC住宅の快適さの秘密の一端である。

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