尾山台に住む

暑がりの男と寒がりの女

私たち2人は快適に感じる温度帯がかなり違うようである。男は暑がりで女は寒がり、そんな2人が一つ屋根の下に住む。
2人とも自然派であることは共通しているが、一年を通じて暮らしてみて困ることは、冬のかくれん房の温度設定であった。
素足でジーンズ、長袖のコットンシャツと軽装で過ごしたが、必要とされる温度は少し違った。男は20℃弱で十分快適と感じるのだが、それでは女は寒い寒いと連発する。セーターを一枚重ね着をすれば十分と思えるのだが、それでは動きにくいとのたまう。どのくらいの温度にすれば寒さを感じないのかと温度を少しずつ上げて22℃程度にした。もっとも、かくれん房の特性上すぐに上がるわけではなく翌日のお楽しみとなるわけであるが、どうやらこれでご満足の様子。

主な生活空間は2階のリビングとなるが、今年(2003年)の1月20日~2月20日のデータからみると、リビングの最低室温平均は19.4℃、最高室温平均は22.8℃になっている。足して2で割るとおよその1日平均室温になるがそれは21.1℃である。
男は20℃、女は22℃で快適、中をとって実際は21℃と何か日本人的解決方法で笑いがこみ上げてくるが、実際にリビングにいた時間帯はほとんどが夜の9時から12時過ぎ位である。この時刻の温度は22℃前後であったので女にとって快適な状態で過ごしたことになる。

男にとっての快適な暖かさは、爽やかな涼しさを感じる暖かさ、日向の暖かさではなく穏やかで寒さのない状態、すっきりとした暖かさ、とちょっと言葉では表しがたい、それが20℃前後かなと思える。それが22℃になると、爽やかな涼しさやすっきり感のなくなった暖かさになる、しかし日向の暖かさではない。
食事の席に着くといいが家事にはやや温度が高いと感じる、それでは食事の支度は手伝わずじっとしていればいいのだが、実際は女が食事の支度中、3匹の子ども達を30分ほどの散歩に連れ出す、冬とは言え、帰ってくるとしばらくは暑い、そのまま食事の支度を少し手伝う、その間は暑い暑いとなり、食事の席に着くころに落ち着くといった感じの一冬であった。
思い起こして見ると、男のジーンズは冬とは言え夏物の生地の薄いジーンズで過ごすことが多かった。

ちなみにこの冬は実験的に地下室もかくれん房をつけていた。その平均室温は25℃程度であったが、さすがにこの温度であるとポカポカと暖かい、短い時間であればいいが、リビングがこの温度ではいくら寒がりの女でも暑すぎて暮らせないだろう。
居住空間全体が均一な温度であればやはり20℃を中心としてプラスマイナス2℃程度が人間にとって快適で健康な温度と言えるのだろうと実感している。その範囲であれば、靴下やセーターなどで調整すれば快適に共存できる、お互いに自己中心の主張をしなければ・・

夏は意外と問題はなかった。何故かと振り返って見ると、クーラーを使う必要がなかったからと言える。除湿専門のドライ回路で十分快適であった。ドライ回路では温度は1℃程度しか下がらなかったがとても爽やかに過ごせた。2003年の9月10日から15日は特に暑い日が続き、最低気温の平均が25.6℃、最高気温平均が34.6℃であったが、2階リビングの最低気温平均は28.4℃、最高気温平均は30.8℃であり1階の寝室はそれぞれ26.8℃と29℃ であった。
ちなみにこの間はおおむね、2Fリビングでは22時から1時ごろまで、1F寝室では22時から6時頃までエアコンはドライ回路にしていた。
この間の湿度を見ると、平均で外気は最低41%最高82%、2階リビングは最低54%最高64%、1階寝室は最低55%最高66%であった。ドライ回路を使っている時間は湿度を恐らく5%程度低く抑えていると想像しているが、それだけで2人とも満足できる快適感を味わっていた。
クーラーの快適感は暑い外から入ってきた時の一瞬、落ち着くに連れ不快感を伴うが、ドライ回路に不快感はない、それどころから多すぎる湿気をとって高原の爽やかさをくれる。
それとリビングの天井に付けたシーリングファンの穏やかな風の快適さも捨てがたいものであったことを付け加えておく。

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