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自生していた緑と、造園・外構計画がうまくマッチし、程よい開放感と緑を満喫できる。

 

リビング・ダイニング。薪ストーブは最大熱量を擁する機種を使用(デファイアント)を使用。吹抜けにのばした煙突の輻射熱で2階の各部屋も暖める。ほぼこれだけで家全体の暖房がまかなえている。

建具、床等全て無垢材。色合いも統一し、すっきりとしながらも本物の重厚感が感じられる。家具も無垢、自然オイル仕上げ。建主様自らが家との調和を考えて購入。

ダイニングの椅子は一列に並べ、家族3人が緑に向かう。自然と接する暮らしを大切にされている建主様の思いが感じられる。迫力のケヤキ一枚板のテーブルは建築中にご夫婦で山梨の家具屋さんで見つけられたもの。自然の風合いが住まいに見事に合っている。

 

キッチン背面の食器棚も造作家具にし、素材やデザインを統一。ドアを介して玄関ホールともつなげ、便利な動線を確保した。

2階寝室。枕元に位置する壁を凹ませ、ベッドランプなどの置場所を設けている。

玄関。正面と右側の壁には絵を掛ける予定だったが、暫くは美しい漆喰壁をそのままにしておきたいそう。

 

南東囲むデッキ。ワンチちゃんたちの遊び場にもなっており、広さは全部で20帖ほど。天気のよい日は最高に気持ち良いスペースとなり、緑や鳥のさえずり、涼やかな森の風に癒される。

建主様は当初は都内、鎌倉などで土地探しをされていらっしゃいましたが、最終的に決められたこの土地は赤松と広葉樹に囲まれた別荘地。冬の寒さは厳しいですが夏はとても過ごしやすく見渡す限り緑に溢れた敷地でした。自然を生かすパッシブで健康な家・PAC住宅にはピッタリの土地でした。
住宅の配置は北西の角にし、富士山が見える角度に慎重に決めました。ご家族は3人+2匹の犬チャン。それぞれの個室(書斎・アトリエ)を設けてはいますが全て引戸で仕切り、開け放てば豊かな緑に包まれたおおらかなワンルームとなるように平面計画しました。
1階にリビング・ダイニング・キッチン・書斎。2階に寝室・アトリエ・浴室という構成です。薪ストーブのあるリビングは、火を囲んで家族団らんを楽しむことができます。キッチンは外の豊かな緑を正面に見ながら料理できる、心を和ませる場所となりました。2階浴室は富士山を眺めるのにちょうどよい位置にあたります。浴室の窓を開ければすばらしい景色が広がります。

設計・文:エアサイクルハウジング(株)橋本 哲夫

ディティール1【真鍮の階段手摺】
 

手間や時間がかかるためか真鍮を扱う職人さんは数少なくなりましたが、奥様のご要望により真鍮の階段手摺が見事に実現しました。この3次元曲線を出すのはむずかしく、原寸図と職人の感覚、断面形状を崩さないようパイプに砂を入れるなど丁寧な製作により美しい手摺が生まれました。

ディティール2【ベンチ窓台・出窓花台】
 

出窓の窓台を利用したベンチ、花台。なんとなく囲まれた気の休まるスペースでワンちゃんたちのお気に入りの場所になっています。

ディティール3【建具屋さんの力作】
 

2階トイレ手洗いの排水管カバーは無垢のタモ材で建具屋さんに作ってもらいました。見事に既製の洗面器の曲線に合わしてあり一体の家具のようです。建主様もその出来に驚いていらっしゃいました。

ディティール4【内部仕上はすべて無垢材】
 

洗面カウンターにも無垢の一枚板(材種:栓(セン))を大胆に使い、きれいに使っていらっしゃいます。このように八ヶ岳の家づくりでは、屋根の野地板合板以外、集成材は一切使わず、造作家具の引出、扉、棚板までも無垢でつくっています。建主様の姿勢で全て無垢板を使って仕上げました。

ディティール5【リビングダイニングを仕切る吊戸】
 

リビングとダイニングはひとつながりの空間ですが、来客などで仕切りたい時のために、3枚の引込吊戸を設けました。オープンにしていることがほとんどで、吊戸は目立たず壁の中に納まっています。

ディティール6【バルコニー手摺】
 

周りの木々と同じ向きに縦格子としたバルコニーの手摺。手摺支柱はアルミですが外側からは一切見えないように持ち出してコーナーもすっきりと納めています。


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