ご両親が長年住まわれてきた家を建て替え、それまでマンション暮らしであった息子さん家族とともに暮らす2世帯住宅としてつくられました。とことん比較検討されパッシブで健康なPAC住宅を選定されました。設計に際しては、家族それぞれのライフスタイルを見つめることからスタートし、「何が必要」なのか「何がいらない」のかを見極めながら、細部にまでとことんこだわりながら検討を進めました。
2世帯住宅の場合、共用部分、専用部分をどう振り分けるのかが、間取りを決定する重要なポイントとなります。Kさんの場合は2世帯住宅であるとはいえ、「あくまでも家族は5人」をモットーに、玄関、浴室は共用とし、食事やくつろぎ、洗濯はそれぞれ別に設け、1階を親世帯と共用部分に、2階を子世帯としてプランニングしました。1階はお父様が以前から丹精込めて手入れされている庭との関係を重視し、2階は小屋組みをあらわすことで立体的にも広がりを感じられる空間づくりを基調としました。設計・文:内藤 敬介
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家でコンピューター関連のお仕事をされているご主人のホームオフィス。快適な空間とするために天窓を設けました。北側の窓も安定した明るさをもたらしてくれます。 |
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ご主人にはホームオフィス。息子さんには個室。ご両親には書斎。当然奥様にも専用の書斎コーナーをとのご要望から生まれたスペース。扉はありませんが少し奥まっているので意外に落ち着けるスペース。 |
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1階共用のお風呂とは別に、2階は予備としてシャワーユニットを設置。浴室乾燥機を付けることで洗濯物の乾燥室を兼ねたスペースとなっています。「予想以上に乾燥室はあると便利」とKさんの声。 |
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1・2階ともシステムキッチンを使用しましたが、2階の食器棚はオリジナルデザインで制作。奥行き30cm、高さは天井まで、引き違い戸とすることで使用時には戸が邪魔にならず機能的。扉は赤、内部は黒と、遊び心も加えました。 |
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「既製品ではどうも納得いかず…」であればと、1.2階の洗面カウンターをオリジナルに制作。天窓からの光も効果的。お風呂もヒノキの板張り仕上げです。壁内に空気の流れるPAC住宅ならでは、湿気がこもりにくくメンテナンスも安心です。 |
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1階トイレの手洗いボウルは陶芸作家の方にオリジナルに作っていただきました。サワラ無垢のカウンターとよく合います。鉢植えはお父様が育てられたもの。 |
2階子世帯のリビングダイニングにてご両親と団らんのひと時。
丸太の梁。ダイナミックな木組みの2階リビング。奥に畳の間、奥様の書斎コーナーが配されている。
キッチンから眺めるLD。対面カウンターや出窓カウンターも無垢の厚板で造作。照明にもご主人のこだわりが。 |
畳の寝室からリビング、キッチンを見る。 |
1階の親世帯はヒノキ7寸の大黒柱を中心に、キッチン、ダイニング、リビング、書斎、畳の寝室を田の字型に配したワンルーム感覚の間取り。
造り付けテーブルのダイニング。テーブル、椅子ともに通常より低めに設定することで長時間座っていても疲れません。庭を眺めながら食事ができる。 |
書斎。ご両親もそれぞれのパソコンで、写真やメールなど楽しまれている。 |
リビング、畳の間、書斎の各スペースが連続していることで無駄な動線をなくし、広がりのある空間となっている。 |
玄関ポーチと1階テラスの上に2階バルコニーがかかり庇の役目も果たす。塀のない、外部に開かれた住まい。庭は道行く人の目も楽しませてくれる。 |








