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第二の人生を満喫する夫婦二人の家づくり

健康のため、そして趣味の世界を満喫するためにと、30年前に買われた家の建替えをご計画されたKさんご夫妻。家づくりに専念するために仕事を早期リタイアされ、工法の選択等から検討を重ねられていました。パッシブソーラーPAC住宅での健康な家づくりをスタート。プラン等打合せに1年間、施工に半年という月日を重ねてこの家はできあがりました。
ご主人は「2階の南側に浴室を」というゆるぎないものがあり、奥様は「書道のためのスペースとして1階に和室8帖ほどがほしい」という強い思いと、料理がお好きなことからキッチンまわりにこだわりを示されました。また、よくご旅行をされるお二人、ご主人の趣味の写真アルバムの収納なども考慮にプランを進めていきました。間取りの検討のほか、漆喰壁の仕上げパターンや間仕切り引き戸の仕上げ、照明器具等々、細部にわたりご自分たちの目で確かめて行かれました。また家具屋さんとの打合せには長時間を要し、気が付けば朝から夕方までということも。その結果、落ち着いたなかにも遊び心や情熱を感じさせる、ご夫妻らしい家が完成しました。

設計・文:エアサイクルハウジング(株)橋本 哲夫

ディティール1【階段】
 

厚さ27mmウォールナットの段板と蹴込み板が、漆喰の白と調和しあたたかみのある印象に。躍動感を生み出している階段、天井、柱のスペース。

ディティール2【旅館気分で楽しめる浴室】
 

2階に東南設置した浴室は防水を考え、浴槽、洗い場、洗い場から50pほどの腰壁が一体となったハーフユニットを使っています。天井、壁、サワラ無垢板張り、風呂蓋もサワラで特注。お風呂が太陽に照らされるのは非日常的な感じで、まるで旅館に来たかのようです。

ディティール3【家具屋さんとの共同作業】
 

戸山家具さんに依頼した造り付け家具は13カ所ほど、その他ドアや棚板、窓台など意気のあったコラボレーションで、素敵な空間となりました。これから年月を積み重ね、より味わい深いものになっていくのが楽しみです。

 

ディティール4【階段下を利用した手洗い】
 

階段下の空間に手洗いコーナーを設けました。洗面カウンターと棚は家具屋さんに造り付けてもらいました。

ディティール5【ユーティリティー】
 

3帖半の2階ユーティリティーは洗面・脱衣、トイレがひとつのスペースに。収納建具の下からは階段の明かりが取り込める工夫が。

畳の間は欄間がなく、間仕切りの襖を開けると他のスペースともつながりオープンな空間に。掛け軸の書は奥様の作品。

南に開けた配置の2階リビングダイニングは太陽の恵みがふんだんに。

3枚引きの襖を引き込むと畳の間とつながる寝室。

 

敷き瓦が味わいを出している玄関と奥へのびる土間。のれんの奥は土間収納になっています。

 

 

階段の中段から上を見る。小窓は2階トイレとつながる。

簡潔なデザインの荒組障子から自然の光が差し込む畳の間。

 

畳の間から階段、手洗いコーナーをみたところ。

天井高さ約4mの勾配天井のリビングダイニングは間仕切りのない16帖の広さ。ダイナミックにあらわされている梁がさりげなくスペースを仕切っていて、ゆったりとした中に、くつろぎのある落ち着いた空間をつくっています。

キッチンからはリビングダイニングが広々と見渡せる。

食事の支度をしながら会話を楽しまれるご夫妻。

 

書斎コーナー。ご主人の喫煙コーナーでもあるため、熱交換型換気扇が付けられています。


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