デイリーレポート

無垢の木の家 よくある質問

2017-12-21 11:26:48

テーマ:コラム

無垢の木について よくある質問をまとめました。

◆無垢は縮むと聞きましたが?

無垢の木は、冬の乾燥した時期には収縮、夏の湿気が多い時は膨らみます。
冬になるとフローリングに隙間も出来ますが、実(サネ)加工で組まれていますし、下地もありますので下にモノが落ちることはありません。


◆無垢は傷つきやすいのでは?

樹種にもよりますが、スギやヒノキなどの針葉樹系は柔らかく傷は付きます。
ペットのいるお宅、テーブルや椅子の生活が中心となるリビング等には、堅木のナラやウォールナット等がいいかもしれません。それぞれの特性をご説明させていただきますので、最終的には見た目、肌触りなどお好みで決めていかれたらいいと思います。

   
    堅めのナラのフローリング         柔らかめのヒノキフローリング


また、無垢ならではの特徴として復元力があります。
例えば、上からモノを落として床が凹んだ時は、水で濡らして丸めたティッシュ等を、凹み部分に一晩置いてください。木の繊維が切れてなければ、凹んだ部分が盛り上がりほぼ元に戻ります。


◆フローリングで節があるものを目にしますが抜けて穴が開かないのですか?

抜けませんのでご安心ください。
節には生節(いきぶし)と死節(しにぶし)があります。
生節は抜け落ちませんが、死節はそのままにしておくといずれ抜け落ちる可能性があります。
フローリング材として使う場合は、製材段階で死節を取り去り、共材で埋めた状態で出荷された床板を使っています。

◆国産材と外材どちらがいいの?

どちらも良いものを厳選してご提案しています。
構造材は国産を積極的に使用していますが、使用部位によっては、目が詰んで強く美しい北米産の松を、現地で買い付けしている会社から直接仕入れることもあります。
内装材や造作材については、木の表情、硬さ、色合いなど、使う部位によってお打ち合わせの上で決めています。スギやヒノキ、サワラは、国産材を使いますが、人気のウォールナット(くるみ科 ダークブラウン色)は国産材では手に入りません。外材となります。


◆杉花粉症ですがスギ材を使って大丈夫?

製材されたものですので、おそらく大丈夫だと思います。
ただ、アレルギーの方の場合、何に反応するか分からず大丈夫とお約束することはできません。
ご心配な方は、サンプルを取り寄せてしばらく寝室に置いてみるなど事前に確認することをお勧めします。


◆無垢フローリングの掃除方法は?

基本は、掃除機でほこりをとる。汚れた時は水拭きです。
汚れやシミが気になる場合はサンドペーパーで表面をこすり、自然系オイルを含ませてください。
頻繁に水拭きをすると木の油分が取れて表面がカサカサになることがあります。その時も同様に自然系の床用オイルを使用ください。
狭い範囲なら、乾いたタオルにオイルを含ませて拭くだけで十分、合板用のワックスがけよりずっとラクで簡単です。

◆フローリングに重曹は使えますか?

無垢の木に重曹は使わないで下さい!樹種によっては真っ黒に変色することがあります。
またスチームクリーナーも使わないでください。無垢の木が過剰に水蒸気を吸い込んでしまいます。

 

◆合成洗剤は使えますか?

合成洗剤や除菌グッズなどで、床などを頻繁にお手入れしたい方には、無垢は向きません。
その場合は、合板の床材の方が適していると思います。

 

◆合板と無垢材の手入れに違いは?

合板の床をきれいに保つには定期的なワックス掛けが必要です。
もし傷がついた時はパテで埋めて同色のペイントで補修しますが、経年変化でパテの色が変色し、ツギハギで残念な状態のこともあります。

一方、意外と楽なのが無垢材です。
もし雑巾では落ちないような汚れがついた時は、サンドペーパーで表面をこすり、塗装用のオイルをやわらかい布に含ませて雑巾がけするように塗ります。
傷が広い範囲にあるときは、サンダー(電動式研磨機、ホームセンターなどで売っています)をかけてオイル塗装をします。

 

◆無垢材の床の塗装は何を使うのですか?

無垢の木にとって、本当は何も塗らないのが一番なのです。
しかし、生活していれば手垢で汚れたり水に濡れたりしますから、木の美しさを保ち、メンテナンスを楽にするためにも、床材やカウンター材、手すりなど、直接手足に触れる場所の無垢材には蜜蝋ワックスや自然オイルで保護しています。塗料も亜麻仁油を主成分とするオイル、蜜蝋ワックスなどがオススメです。
せっかく無垢材を利用しているのにウレタン塗装や樹脂ワックスを塗ってしまっては、木の表面に塗膜をつくり木の吸放湿性は望めなくなります。また傷がついた時など、オイルのように手軽にメンテナンスが出来なくなります。
ただし、水濡れの激しい場所、例えばキッチンカウンターや洗面台に無垢を使いたい、というご要望の時はウレタン塗装など、しっかり塗膜をつくる方法をご提案することもあります。


◆ペットがいるので無垢材はやめた方がいいのでしょうか?

実際に中型犬を飼っている建て主の声をご紹介します。

「合板フローリングに住んでいた時は、よだれで床がすぐベタベタに。日頃の雑巾がけはもちろん、ワックスがけもかなり頻繁にしていました。でも、無垢のフローリングの家になったら、ベタベタ感がなくなり、もう何年もワックスがけはしていませんが、足触りもよく、気持ちよく暮らしています。もう合板フローリングの生活には戻れません」


◆無垢材は高いのでは? 

無垢は高い、というイメージがあるかもしれませんが、リーゾナブルなものから高価なものまで幅広くあります。ご予算やお好みに応じてご提案しています。

無垢材の肌ざわりや吸放湿性性能は、生涯続く心地よさへ。
せっかく木の家を建てるなら、値段が高いのでは?・・と諦めてしまう前に、まずはお気軽にご相談ください。
「無垢の床材はもっと高いのかと思ってました」という声もよく伺います。

 


 

◆木造住宅は地震に弱いのでは?

地震については、一階と二階の壁の位置、柱の位置をバランスよく配置する構造設計が何より重要です。
ご要望に応じて、耐震等級トップクラスの3等級まで無垢の木造で建てることが出来ます。

実際に、福島、新潟、熊本で震度7の地震を被災したPAC住宅がありますが、構造にダメージを受けた家はありませんでした。流れる空気の仕組みにより、構造材(柱、梁、土台などすべて)の初期強度が長く維持されていたことが証明されました。

 

◆木造住宅は火事に弱いのでは?

古い木造家屋で発生した火災など、火が燃えさかる様子を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし現在の建築基準法に則り建てられた木造住宅は、外からの火に対して屋根、外壁とも不燃建材を使っています。
室内側から見た場合、床・壁・天井の下地すべてに不燃建材(12.5mmの石膏ボード)を使えば、外からも内からも構造材が火から守られていることになります。


しかし、火災時に、本当に怖いのは炎ではなく室内で発生した煙、有毒ガスです。

室内側の壁・床・天井の下地を耐火性能のある石膏ボードにすること
内装仕上げはビニールクロスでなく紙系のクロスに、もし予算が許せば漆喰など火に強い素材にすること
カーテンやカーペット、家具など、できるだけ自然素材でできているものを選ぶこと

こうした建築的方法やインテリアの選び方も、万一の時のために考えておきたいものです。