デイリーレポート

流れる空気を第一に考える理由

2017-12-24 19:00:24

テーマ:コラム

住まいにおける風通しの中でも重要なのが
床下や壁の中などの見えない空間の風通しです。

日本の気候風土を一言で表現するなら高温多湿。
古く日本の住まいが風の抜ける開放的なつくりの木の家だったのも、梅雨や夏の蒸し暑さに代表される湿気への配慮を、何よりも優先したからに他なりません。

昔から木を扱う人々の間に「流れる空気に触れさせろ」という言葉がありますが、これは木を腐らせないためには空気の澱んだ所に置くな、という意味です。
この言葉からもわかるように、木の住まいを腐れから守る最良の方法、それが湿気を調整する風通しにあるのです。なかでも重要となるのが、土台や柱、梁や桁など、家を支える大切な構造材のある見えない空間(床下、壁の中、小屋裏空間など)の風通し、ということになります。

ところが今の住宅の多くは、気密性、断熱性を追求するあまり、この見えないところに断熱材を詰め込んで、もともと木造軸組工法の家で流れていたはずの見えないところの空気を止めてしまっています。



パッシブエアサイクル(PAC)住宅ならではの躯体内空間(見えないところ)の風通しが
湿気から木の家を守り、そして住む人の健康も守ります。

パッシブエアサイクル(PAC)住宅の特徴は、家のなかの見えないところの空気を繋がるようにした躯体内空間にあります。
暖かな空気は上へ、冷たい空気は下へ、という自然の原理を応用した空気の流れ、風通しを確保することで、湿気を調整します。
実際に、20年30年経ったパッシブエアサイクル住宅の床下や小屋裏に入ると、土台や柱がまるで新築時の様に綺麗な状態を維持しています。これこそが流れる空気の効果です。

また、間接的に、室内の湿気も調整する役割を担っていますので、カビや結露にも強い家ということが言えます。押し入れの布団が湿気なくなったという声もよく聞くお客様の声です。

このように住まいの風通しは、建物の健康性、住む人の健康性を守る上で欠かすことのできない大切な要素。
私たちが、見えないところの風通しを第一に考える理由がここにあります。



 

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