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健康住宅宣言1982年 外張り断熱によるパッシブソーラーの健康な家づくり アメリカカンザイシロアリ

耐久性 流れる空気で木材を骨粗しょう症にしない健康住宅 アメリカカンザイシロアリ

 

キーワードは「流れる空気にふれさせる」


木造住宅を腐らせずに長生きさせるポイントは、土台や柱、梁などの構造材に、触れる空気が滞らないことです。すなわち、1年365日すべての構造材のまわりに空気が流れていることが肝心です。 


PAC住宅は、夏冬にかかわらず、1年365日、土台や柱・梁の存在している「躯体内空間」に、常に、空気が流れ、建物の耐久性向上に貢献しています。


室内だけではなくまさしく「見えない所の風通し」が極めて重要となります。

PAC住宅は、夏冬にかかわらず1年中躯体内空間には空気が流れています。

夏は外気が流れ、冬はエアサイクル(空気循環)する、「衣替えできる家」です。

土台・柱・梁などに常に流れる空気が触れることで、木材の含水率を良好に保つ事は、 1991年から1993年にわたって、東洋大学と熊本大学のPACの入居棟と実験棟で確認されています。

ちなみに現在のほとんどの住宅は、土台や柱・梁など構造材の周りに空気が流れることはありません。壁の中にはグラスウールなどの断熱材がぎっしりと挿入されていますし、二階の床面では構造合板で空気の流れが止められているケースがほとんどです。

PAC住宅が、外断熱という言葉すらなかった時代30年以上前から、独自の工夫で外断熱を確立してきたのは、土台や柱・梁などすべての構造にかかわり、しかも、かくれてしまう木材を「流れる空気にふれさせる」状態にしたかったからなのです。現在では外断熱ではなく、木造住宅の場合は外張り断熱というようになりましたが、この外張り断熱・外断熱でもPACはパイオニアなのです。

気乾含水率。

それは木材を自然の中に放置しておいた時に、落ち着いてくる含水率のことです。日本の気候風土では、それは15%程度です。ヨーロッパでは11%程度です。木材は含水率が常時25%を超えているようになると腐る危険性が高くなります。

PAC住宅は、構造材が常に流れる空気にふれるという事と、冬は構造材の周りに流れる空気が暖かく乾燥しているという事で、含水率は10%前後に保たれていることが前述の実験などで確認されています。

この流れる空気に触れさせることと土台や柱などの材種を選ぶ事、土間コンクリートで地盤面の水分を断つことなどで、PAC住宅は、地盤面の薬剤による防蟻処理、土台・柱下部の防腐処理をすることなく、シロアリや木材の腐れから、住宅を守ってきました。

ここにアメリカからの歓迎したくないシロアリ、アメリカカンザイシロアリが数年前から日本でその姿をあらわし、被害が徐々に拡大しています。

アメリカカンザイシロアリの脅威は、乾燥した木材にコロニーをつくるということです。イエシロアリやヤマトシロアリなど日本のシロアリは、乾燥に弱く、湿った場所・木材を好みます。アメリカカンザイシロアリは全く逆です。カンザイとは乾燥した材料の乾・材のことです。

ホウ酸によるシロアリ対策はアメリカでは歴史は古くまた広く行われています。また、塩と同じように無機物でr、人体にも犬や猫などの哺乳類にも健康被害を及ぼしません。

PAC住宅では、このホウ酸を「建物の完成後」、流れる空気にのせて、床下空間や壁空洞、一二階のふところ空間、小屋空間に、ホウ酸100%の粉をコンプレッサーで撒くことで、構造に関連するすべての木材に付着させ、アメリカカンザイシロアリ対策をしています。

さいわい、ホウ酸はアメリカカンザイシロアリだけではなく、日本のシロアリにも、ゴキブリにも、クモなど昆虫類に効果を発揮します。

ホウ酸の欠点は、水に流れてしまってその効果をなくしていくということですが、PAC住宅の場合、完成後に処理をしますので、その効果は半永久的といえます。

PAC住宅の「流れる空気にふれさせる」」効果は、このように多種多様に働いています。

 

PAC住宅プチ動画シリーズ