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![]() 鍛錬する鉄を熱する。炭のように見えているのはコークス。 ![]() 冷めないうちに、ハンマーや大きなペンチのような道具を使いながら形作っていく。
| ガウディに呼び止められた陶芸家のご両親の元で育たれ、小さい頃からものづくりの世界へ進みたいとの思いをお持ちだったのかと伺えば「いえいえ。高校時代は音楽に夢中になり、音楽系の専門学校に進んだのですが。上手い人はたくさんいるし、諦めちゃった。卒業後メキシコタイルの内装をする店でアルバイトしていたら“つくる”ことが性に合っていたみたいで。面白いし、何をやっても上手くいくんで。」 つくることが自然体その後トランスファー(PACの仲間たち6参照)での修行などを経て独立。笠間に工房を構えて4年目になる。「隣が石屋さんなんですけど、この辺りは石が出るので石屋さんが多く、それに付随して石切りの道具をつくる鍛冶屋さんも多かったんです。なので自分の仕事も、“あ〜鍛冶屋さんね〜。”という感じで自然に受け入れてもらえた感じです。」笠間は陶芸だけでなく、100年前から続く稲田石の産出地としても有名な地である。 つくることに垣根をつくらないデザイン、製作、納品等、作業のすべてを一人で行っていらっしゃる。大きな作品を1人で持ち上げたり運んだりするのはひと苦労、制作以外にもいろいろな作業に時間が費やされ、無理がかかることもある。「納期が厳しい時は睡眠時間を削ってました。」 筒井さんの工房名「extravagante」は、スペイン語で「奇抜な、突飛な」 という意味。「今までに無い面白い物を考えて行こうと思い名付けました。 かといって奇をてらったもの、逆方向に進むという訳ではなく、 視点を変えた閃きみたいな物を表現できたらと思っております。」熱い鉄を叩く様子はリズミカルに演奏をしているようでもあった(筒井さんはギターをやっていたそう)。筒井さんの自由な発想による、感性溢れ出す作品が、鍛鉄の音楽とともに生まれ出ることを、これからも楽しみに待つことにしたい。
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